インフラ直撃し住民に不安、埼玉 120万人が下水道自粛
埼玉県八潮市で県道が陥没した事故は30日、発生から3日目となった。下水道の利用自粛の対象は約120万人に及び、一部地域ではインターネットやガスが使えないなどインフラを直撃。県は下水を川に流す異例の緊急放流に踏み切ったが、住民からは不安の声も上がる。不明となっている男性(74)の救出活動は難航し、復旧は長期化する可能性が出てきた。
陥没事故では地下の下水道管が破損し、下水があふれる可能性があることから、県は28日以降、県内12市町の約120万人を対象に、入浴や洗濯などの生活排水を控えるよう要請。福祉施設や企業にも協力を求めた。