立民、保険証復活法案を提出 「廃止で国民不安」
立憲民主党は28日、従来型の健康保険証の新規発行を復活させる法案を衆院に提出した。昨年12月に従来型の新規発行が停止され、マイナンバーカードに保険証機能を持たせた「マイナ保険証」への一本化が進められているが、他人の情報をひも付けるミスなどの影響で利用率が低迷している。立民は「紙の保険証の廃止は、現場の混乱や国民の不安を生む」とした。
提出者の中島克仁衆院議員は記者団に「立民単独で提出したが、各会派に働きかけていきたい」と述べ、他の野党との連携に意欲を示した。
これに関し、平将明デジタル相は記者会見で、マイナ保険証への切り替えについて「大きな方針転換は必要ない」と述べた。