青山商事社長に遠藤泰三氏 創業家外で初、4月就任
紳士服大手の青山商事は27日、遠藤泰三執行役員(57)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。1964年の設立以来、創業家以外の社長は初めて。6月の定時株主総会まで青山理氏(65)が社長を続け、一時的に社長2人体制となる。青山氏は総会後に代表権のある会長になる。
青山商事は広島県で創業し、現社長の青山氏は2005年、3代目社長に就任。生産年齢人口の減少やカジュアル化のあおりでスーツ市場が縮小する中、若年層やブランド志向派の取り込みを進めた。
遠藤 泰三氏(えんどう・たいぞう)日本文理大卒。90年青山商事。人事部長などを経て17年6月から執行役員。広島県出身。