ブルーシートの使い道を拡大へ 透明な被災用開発、衣装素材にも
ブルーシート国内最大手の萩原工業が、シートの使い道を広げようとしている。被災した建物を覆っても損壊度合いを目視できる透明なシートの開発に取り組むほか、ファッションショーの衣装素材にも活用する。安価な海外製の普及で生産量が減る中、付加価値の向上に活路を見いだす。
岡山県倉敷市に本社を置く萩原工業は1974年にブルーシートの本格生産を始め、国内産シェアは9割を占めるという。だが、ホームセンターなどで売るシートは海外製に押されている。2023年11月~24年10月の生産量は12畳を1枚として64万枚。10年前に比べて25%減った。
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