円上昇、154円台前半 1カ月半ぶり円高水準
30日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=154円台前半を付けた。昨年12月中旬以来、東京市場として約1カ月半ぶりの円高ドル安水準。日銀は先週、金融政策決定会合で政策金利の0・5%程度への引き上げを決めた。今後も利上げを進めるとの観測から、日米金利差の縮小が意識され、円を買ってドルを売る動きが優勢となった。
午後4時現在は前日比88銭円高ドル安の1ドル=154円41~46銭。ユーロは99銭円高ユーロ安の1ユーロ=160円77~89銭。
月末で国内輸出企業の実需のドル売り円買いも見られ、円高を後押しした。