医療奉仕団2人、日本に強制送還 イスラエルが入国拒否

共同通信 2025年1月24日 21:20
 昨年4月、集会でスピーチする「北海道パレスチナ医療奉仕団」の猫塚義夫団長=札幌市
 昨年4月、集会でスピーチする「北海道パレスチナ医療奉仕団」の猫塚義夫団長=札幌市

 パレスチナ自治区のヨルダン川西岸で医療支援に当たろうとした「北海道パレスチナ医療奉仕団」のメンバー2人が、到着したイスラエルの空港で入国を拒否され、日本に強制送還されていたことが24日、団への取材で分かった。過去に支援活動でガザに行ったことが問題視されたという。

 強制送還されたのは、札幌市の高校教諭の細川佳之さん(70)と、鹿児島県の30代の女性医師。

 団長を務める札幌市の整形外科医猫塚義夫さん(77)らは昨年11月下旬から約1カ月間、難民キャンプなどで支援を実施。猫塚さんによると、2人は当局から約6時間にわたる尋問を受け、今後5年間の入国拒否も伝えられたという。

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