ミサイル150発提供か 北朝鮮、今年ロシアに

共同通信 2025年1月24日 06:42

 【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナ国防省のブダノフ情報総局長は、北朝鮮が今年、短距離弾道ミサイル「KN23」150発をロシアに提供する見通しだと明らかにした。昨年は148発だったとした。ウクラインスカ・プラウダが23日、ブダノフ氏が軍事メディアに語った内容として報じた。

 KN23はロシアの弾道ミサイル「イスカンデル」に酷似し、迎撃を回避するために変則的な軌道で飛行可能だとされる。ブダノフ氏によると、ロシア西部のブリャンスク州やクルスク州からウクライナに向けて発射されている。

 ブダノフ氏は、北朝鮮がこの3カ月間で、自走砲120両と多連装ロケット砲120基もロシアに供与したと指摘。この先も同規模の支援が続くとの見方を示した。

 一方、ウクライナ最高会議(議会)人権委員会のルビネツ氏は、ロシア軍がウクライナ兵捕虜6人を処刑した疑いがあると通信アプリで明らかにした。6人が射殺される様子の映像がインターネットに出回っているという。

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