中国「検査継続が必要」 日本産水産物の輸入再開
【北京共同】中国外務省の毛寧報道局長は23日の記者会見で、東京電力福島第1原発周辺で採取した海水を中国で調べたところ異常は見られなかったとの報道を確認し、日本産水産物の輸入再開には中国側が検査を続ける必要があると述べた。
日中両政府は昨年9月、国際原子力機関(IAEA)の枠組みの下、海水の試料採取や分析への中国側の参加で合意した。中国紙、環球時報電子版は今月22日、中国の専門家らが昨年10月に採取した海水を中国の研究機関が検査・分析したところ、放射性物質濃度に異常は見られなかったと報じた。