都議会自民職員を略式起訴 中抜き分3千万円不記載罪

共同通信 2025年1月17日 20:07
 自民党本部=東京・永田町
 自民党本部=東京・永田町

 東京都議会自民党の政治団体「都議会自民党」の裏金疑惑を巡り、東京地検特捜部は17日、議員側が中抜きした政治資金パーティー券の販売収入など約3500万円分を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、政治資金規正法違反罪(虚偽記入)で、会計担当の矢島英勝職員(72)=埼玉県草加市=を略式起訴した。支出分も含めた虚偽記入額の総額は計約6300万円と認定した。

 派閥に続き自民の地方組織の裏金づくりが事件化した。矢島職員は起訴内容を認めているという。

 都議会自民党は2019年12月と22年5月に東京都内のホテルでパーティーを開催。関係者によると、都議には2万円のパーティー券50枚の販売ノルマがあり超過分は団体側に納めずに中抜きし、都議側が自由に使えたという。

 起訴状によると、都議会自民党の19、22年分の収支報告書にパーティー会費を含む収入額と交付金などの支出額について、虚偽記載をしたとしている。

 団体では「会計責任者」に都議が持ち回りで就任。矢島職員が報告書作成などの実務を担当していたという。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧