尹氏の拘束令状再着手へ調整続く 韓国、対応強化で衝突懸念

共同通信 2025年1月9日 18:54
 9日、ソウルの韓国大統領公邸付近に集まった尹錫悦大統領支持派の人々(共同)
 9日、ソウルの韓国大統領公邸付近に集まった尹錫悦大統領支持派の人々(共同)

 【ソウル共同】韓国の高官犯罪捜査庁や警察などによる合同捜査本部は9日、尹錫悦大統領の拘束令状執行に再び着手する時期や方法を巡り検討を続けた。3日の執行失敗を受け、より強力な警察部隊の投入が取り沙汰され、抵抗する大統領警護庁も鉄条網などで公邸を「要塞化」(韓国メディア)。衝突への懸念と緊張が高まる中、尹氏側は正式に逮捕状を取った場合の捜査には応じる考えも示した。

 韓国メディアによると、警察は暴力団など犯罪組織の制圧にも当たる「刑事機動隊」の展開を検討。捜査員も前回の倍に当たる約300人を動員する構えだという。対する警護庁は、公邸に通じる道の門に鎖を絡めたり、捜査員の行く手を阻む大型車両の数を増やしたりと防備を固める。

 8日にはインターネットメディアが、尹氏とみられる人物が同日午後(日本時間同)、関係者らと公邸敷地内を点検するような場面を捉えたとする映像を公開。尹氏が直々に警護強化を指示するような姿に注目が集まった。大統領府は「軍事上の保護区域を無断で撮影した」として同メディアを告発した。

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