マスク氏、支出削減の縮小示唆 2兆ドル達成は「最良の場合」

共同通信 2025年1月10日 05:31
 イーロン・マスク氏(ゲッティ=共同)
 イーロン・マスク氏(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】トランプ次期米政権の政府外の新組織「政府効率化省」を率いることになるイーロン・マスク氏は、昨年の大統領選の期間中に掲げた2兆ドル(約316兆円)の政府支出の削減は達成困難との考えを示唆した。2兆ドルの削減は「最良のケースだ。2兆ドルを目標にすれば、1兆ドル削減を達成できる可能性は高いだろう」とトーンダウンした。

 X(旧ツイッター)で8日配信されたマーケティング企業の最高経営責任者(CEO)とのインタビューで語った。マスク氏は大統領選の期間に、政府の年間支出の3割に当たる「少なくとも2兆ドル」を削減できると話していた。削減の達成期間には言及していない。

 一方で「予算を使い切らなければ翌年度の予算が削減されてしまうことが、無駄遣いを促している」と主張。「公共の利益にならない無意味な規制を排除する」ことも強調した。

 マスク氏は昨年11月の米紙への寄稿で、年間5千億ドル分の歳出削減を検討するとも表明。対象には国際機関への15億ドルの資金供与や人件費などが含まれるとしていた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧