日本大使の歌、英で話題 ウェールズ語、TV紹介も

共同通信 2025年1月10日 06:18
 9日、英西部ウェールズ・カーディフのイベントで、鈴木浩・駐英国大使(右)に謝意を伝えるウェールズのモーガン自治政府首相(共同)
 9日、英西部ウェールズ・カーディフのイベントで、鈴木浩・駐英国大使(右)に謝意を伝えるウェールズのモーガン自治政府首相(共同)

 【カーディフ共同】昨年11月に着任した鈴木浩駐英国大使が英西部ウェールズの「国歌」にあたる歌を地元のウェールズ語で歌う動画が英国で話題になっている。鈴木氏のX(旧ツイッター)に投稿され、約60万回再生された。BBC放送や民放も動画を紹介。ウェールズのモーガン自治政府首相が9日、鈴木氏に直接謝意を示した。

 ウェールズではウェールズ語が話されてきたが、英語の普及や都市化などに伴いウェールズ語話者が減少傾向にある。自治政府は2011年、公用語に指定したが、浸透は難航している。

 鈴木氏は、19年に日本で開催されたラグビーワールドカップ(W杯)のウェールズ戦で日本人観客がウェールズ語で「国歌」を歌い、評判だったと知り、自らも挑戦したという。片仮名に置き換えた歌詞を見ながら動画を撮影した。Xでの反応に「ウェールズの人がウェールズ語を大切にしていると実感した」と述べた。

 モーガン氏は動画投稿を受け、返礼として9日にウェールズの中心都市カーディフで開催したイベントで、君が代を日本語で歌った。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧