極右政治家の死、フランスを分断 パリでは「祝賀」集会も
【パリ共同】フランスの極右政党、国民戦線(FN、現国民連合=RN)を結成した政治家ジャンマリ・ルペン氏が7日死去したことを受け、反ユダヤ主義や移民排斥の主張で物議を醸した同氏の死を「祝賀」する集会がパリで開かれた。RN幹部らは強く反発し、保守派で知られるルタイヨー内相も非難。ルペン氏を巡る国民の評価は、死後もフランス社会を分断させている。
ルペン氏はパリ近郊の施設で死去。96歳だった。フランスメディアによると、7日夜にはパリのレピュブリック(共和国)広場に数百人が集まり「汚い人種差別主義者は死んだ」と書かれたプラカードが掲げられた。