極右政治家の死、フランスを分断 パリでは「祝賀」集会も

共同通信 2025年1月9日 17:58
 7日、パリのレピュブリック広場で発煙筒をたいてジャンマリ・ルペン氏の死を祝う人(ゲッティ=共同)
 7日、パリのレピュブリック広場で発煙筒をたいてジャンマリ・ルペン氏の死を祝う人(ゲッティ=共同)

 【パリ共同】フランスの極右政党、国民戦線(FN、現国民連合=RN)を結成した政治家ジャンマリ・ルペン氏が7日死去したことを受け、反ユダヤ主義や移民排斥の主張で物議を醸した同氏の死を「祝賀」する集会がパリで開かれた。RN幹部らは強く反発し、保守派で知られるルタイヨー内相も非難。ルペン氏を巡る国民の評価は、死後もフランス社会を分断させている。

 ルペン氏はパリ近郊の施設で死去。96歳だった。フランスメディアによると、7日夜にはパリのレピュブリック(共和国)広場に数百人が集まり「汚い人種差別主義者は死んだ」と書かれたプラカードが掲げられた。

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