スーダン準軍事組織が虐殺と断定 米政府、トップの司令官に制裁
【ワシントン共同】米政府は、アフリカ北東部スーダンで国軍と戦闘を続ける準軍事組織、即応支援部隊(RSF)がジェノサイド(民族大量虐殺)をしていると断定した。ブリンケン国務長官が7日の声明で発表した。米政府はRSFトップのダガロ司令官らに制裁を科した。
ブリンケン氏は声明で、RSFや民兵組織が子どもを含む民間人の殺害や性的犯罪を繰り返してきたと非難。RSFがジェノサイドをしていると断定したことは、スーダン国軍への支持を示すものではないとも強調した。
財務省はダガロ氏の他、アラブ首長国連邦拠点のRSF関連企業7社も制裁対象に指定。米国内の資産を凍結し、米国人との取引を禁じる。