「将軍」本物志向で視聴者魅了 「普遍的な人間ドラマ」
【ロサンゼルス共同】せりふの約7割が日本語の時代劇「SHOGUN 将軍」が米ゴールデン・グローブ賞で4冠を達成した。専門家は、躍進の背景には動画配信サービスの定着で進んだ「字幕慣れ」があると指摘。日本人スタッフも制作に携わって追求した「本物」志向が視聴者を魅了し、筋書きも「普遍的な人間ドラマ」として幅広く受け入れられたと分析する。
「字幕は負担ではなく、作品の理解を深めるのに役立つとの考えが広まった」。アジアの映画やドラマに詳しいサンディエゴ州立大のブライアン・フー准教授はこう説明する。さまざまな国の作品を扱う動画配信サービスの利用者が増える中で字幕への認識が変わり、幅広い言語の作品が米国で受け入れられる「機会をもたらした」とみる。
SHOGUNでは、主演の真田広之さんがプロデューサーを務めただけでなく、美術や衣装などの分野で「一流」と称される日本人も制作に参加。映画評論家でゴールデン・グローブ賞投票権者の兵頭頼明さんは「あらゆる点で本物の日本を志向した作品だと、見れば伝わるはずだ」と訴える。
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