仙台駅に「クラフトサケ」醸造所 毎日仕込み、店頭で出来たて提供
JR仙台駅の中にある飲食店街にわずか約3坪の酒醸造所が誕生した。毎日仕込むのはアルコール度数約5%の「クラフトサケ」。透明な醸造タンクを並べて、完成までの10日間に米の発酵がどう進むかを観察できるようにし、店頭で出来たてを提供している。担当者は「業界に一石を投じ、酒の可能性を広げたい」と意気込む。
醸造所は駅ビル1階に2024年3月完成した「Fermenteria」。原料の宮城県産ひとめぼれを蒸すのもここで行っている。完成するのはいわゆるどぶろくで、甘酸っぱく発泡感がある。「サケベイビー」として、カップに入れて販売している。
運営する勝花蔵の伊沢優花代表(31)は、家業の酒造で輸出事業を手がけた。自身の会社も立ち上げ「酒は製造過程にこそ面白さがある」と自家醸造キットを海外向けに販売。JR東日本の関係者と縁があり、日本最小規模の醸造所を駅ナカに作ることに。「前例がなく、理解を得るのが大変だった」と振り返る。
駅にあることで観光客やインバウンドも多く訪れる。果物などを使った季節限定のフレーバーも。
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