年賀状、いざ新春の街へ 東京・新宿郵便局で出発式

共同通信 2025年1月1日 10:26
 明治時代の制服で年賀状を手渡す配達員(右)=1日朝、東京都新宿区
 明治時代の制服で年賀状を手渡す配達員(右)=1日朝、東京都新宿区

 年賀状配達の出発式が1日朝、東京都新宿区の新宿郵便局で開かれた。郵便制度が始まった明治時代の制服に身を包んだ局員が登場、勇壮な和太鼓の音が響く中、「出発!」のかけ声とともに街に繰り出していった。料金が値上げされ、配達数も3割以上の減少が見込まれるが、新春のあいさつを手にした人はほほえみを見せた。

 年賀状を受け取った東京・新宿のうどん店「三国一」の店員橋本有希野さん(21)は「普段はLINE(ライン)でやりとりするけど、手書きの絵や写真が載ってて近況も分かる年賀状もいいなと思う」と笑顔だった。

 通常の年賀はがきは郵便料金引き上げに伴い、63円から85円に値上げされた。日本郵便によると、メールや交流サイト(SNS)の利用が一般的となり年賀状は減少傾向にある。元日に全国で配達する年賀状は速報値で前年より34%ほど少ない約4億9100万通。

 出発式は例年、近代郵便発祥の地とされる東京都中央区の日本橋郵便局で開かれていたが、周辺エリアの再開発に伴い、変更になった。

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