「思いやり支え合いを」 天皇陛下、新年の感想
天皇ご一家は1日、新年を迎えられた。天皇陛下は宮内庁を通じて感想を公表し、能登半島地震や各地の災害、物価高などによる苦労を案じた上で「人々がお互いを思いやり、支え合いながら、さまざまな困難を乗り越えていくことができるよう願っている」とつづった。
今年は戦後80年の節目に当たる。陛下は「終戦以来、人々のたゆみない努力により、今日の平和と繁栄が築き上げられた」とする一方、世界各地では戦争や紛争で多くの命が失われている現状に「深い悲しみを覚える」と記した。
「平和な世界を築いていくために、人々が違いを認め合い、共に手を携えて力を合わせていく大切さを感じる」とした。
その上で「新しい年が、希望を持って歩んでいくことのできる年となることを祈る」と結んだ。
戦後80年に際して天皇、皇后両陛下が広島、長崎、沖縄を訪問する方向で検討が進んでいる。
1月17日は1995年の阪神大震災の発生から30年となる。両陛下は神戸市で開かれる追悼式典に参列し、当時の被災者らとも面会する。
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