宮城県沿岸、アコヤガイを初確認 海水温上昇の影響か
宮城県は23日、真珠養殖に用いられ、寒さに弱いとされるアコヤガイが県沿岸域で初めて確認されたと発表した。近年の海水温上昇に伴い、貝の卵か幼生が黒潮に乗って南方から県の沿岸に流れ着き、成育しながら越冬したとみられる。
県は今年10月、東日本では珍しい真珠養殖の実現に向けた調査費を予算計上したばかり。天然アコヤガイの初確認により、取り組みに弾みがつきそうだ。村井嘉浩知事は記者会見で、アコヤガイの養殖・出荷も検討したいとの考えを示した。
県によると10月下旬、石巻市沿岸で養殖されていたカキに大きさ約10センチの二枚貝1枚が付着しているのを漁師が発見した。
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