原発「依存度低減」削除へ エネ計画、政府最終調整
政府が改定作業中の新たなエネルギー基本計画から、「可能な限り原発依存度を低減する」との文言を削除する方向で最終調整に入ったことが11日、分かった。2011年の東京電力福島第1原発事故後のエネルギー計画に明記していた。原発のリプレース(建て替え)を容認する方針も明記。同じ電力会社であれば、廃炉が決まった原発の敷地外でも建設できるようにする。
政府は原発事故後、原発の依存度低減を掲げていたが、岸田政権下の22年に決めた「GX(グリーントランスフォーメーション)基本方針」で原発の最大限活用に方針転換。文言が矛盾すると議論になり、自民党内や経済界などから削除を求める声が上がっていた。
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