能登輪島と三重志摩の海女ら交流 互いの漁場考える契機に
能登半島地震と記録的豪雨で甚大な被害が出た石川県輪島市の海女たちが21日、三重県志摩市の甲賀漁港を訪れ、海藻類が枯れてなくなる「磯焼け」対策に関する漁場の視察を行った。22日に志摩市で全国海女サミットが開かれるのに合わせ、互いの課題を共有しようと現地の海女らとの交流も深めた。
視察では、地元漁協が志摩市の海を漁船で案内。同市では藻場の保全が課題となっており、磯焼けの原因の一つとされるムラサキウニの駆除方法や漁具の使い方の説明があった。輪島側からは、災害による被害状況の報告を行った。
海女らは視察後、輪島市のセコガニと志摩市の伊勢エビを堪能。「すごくおいしい」と笑顔を見せた。
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