宇土市の植田さん「ミス・アジアパシフィック」受賞 ミス・インターナショナル世界大会 金灯籠で熊本文化発信

熊本日日新聞 2024年11月16日 19:05
山鹿灯籠踊りの金灯籠を着用し、「ミス・インターナショナル」世界大会に出場した植田明依さん=12日、東京都(本人提供)
山鹿灯籠踊りの金灯籠を着用し、「ミス・インターナショナル」世界大会に出場した植田明依さん=12日、東京都(本人提供)

 「2024ミス・インターナショナル」日本代表で、宇土市の親善大使も務めるモデルの植田明依さん(26)=同市=が、12日に東京で開かれた世界大会に出場。71の国・地域の代表同士で選ぶ大陸別特別賞「ミス・アジアパシフィック」に選ばれた。

 大会は外見的な美しさだけではなく、国際親善などに貢献しようとする女性たちが集い、互いに交流を深めることを目的にする。

 植田さんは山鹿灯籠踊りの金灯籠を着用してステージを歩き、熊本や日本の文化を発信した。「和紙やのりを使った伝統文化をPRできた。各代表からも好評だった」と満足そうに振り返った。

「ミス・アジアパシフィック」に選ばれた植田明依さん=15日、宇土市
「ミス・アジアパシフィック」に選ばれた植田明依さん=15日、宇土市

 サッカー元日本代表でJ1鹿島の植田直通選手(30)を兄に持つ。大会では、各代表数人と約2週間の共同生活を送り、石川県加賀市や新潟県などを訪問。それぞれの地域文化について自身の交流サイト(SNS)で発信した。

 15日、宇土市役所で結果を報告。元松茂樹市長は「大変な苦労があったと思う。これからも宇土や熊本の魅力を発信してほしい」とねぎらった。植田さんは「やりきって満足している。支えてくれた多くの方に感謝したい。今後はこの経験を講演などを通して学校などで子どもたちに伝えたい」と話した。(古東竜之介)

花束を受け取る「ミス・アジアパシフィック」に選ばれた植田明依さん(右)=15日、宇土市
花束を受け取る「ミス・アジアパシフィック」に選ばれた植田明依さん(右)=15日、宇土市

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