「死亡」と誤判断、搬送に遅れ 愛知の消防、70代男性
愛知県の知多中部広域事務組合消防本部は11日、東浦町の自宅マンションで倒れていた70代男性を誤って「死亡」と判断し、救急搬送しなかったと発表した。救急隊の撤収後、県警から体が動いていると連絡があり、最初の出動から約2時間後に病院に搬送。その後死亡した。消防本部は家族に謝罪した。
消防本部によると、10日午前9時35分ごろ、マンションの管理人から119番を受け出動。浴室で男性を発見し、救急隊員2人がその場で「明らかな死亡状態」と判断した。撤収後、現場を引き継いだ県警から連絡を受け、午前11時40分ごろ病院に運んだが、同日夕に死亡した。