ウオーターサーバー契約相談増加 違約金や強引勧誘トラブル
全国の消費生活センターなどで、家庭用のウオーターサーバーの契約に関する相談が増加している。「説明がない違約金を請求された」「勧誘がしつこい」などの内容で、特に商業施設やイベントスペースで勧誘された際のトラブルが目立つといい、国民生活センターは「契約内容をしっかり確認し、不要と考えたらきっぱりと断ることが必要」と呼びかけている。
具体的な事例は「乗り換えたらキャッシュバックがあると言われて契約したが、後に対象外と言われた」(20代女性)、「お得と言われるのみで、解約時違約金の説明がなかった」(60代女性)、「レンタル契約と言われたが、実際は売買だった」(40代女性)など。
ショッピングモールなどの特設ブースでのトラブルが多く、不意に声をかけられ、冷静に判断できないまま勧誘される状況になっていることが一因とみられる。国民生活センターは「強引に迫ったり、急がせたりする事業者とは契約しないように」と注意喚起した。