地震と豪雨の防災訓練、石川 土砂崩れや孤立想定

共同通信 2024年11月10日 18:09
 家屋内で土砂に埋没した車両からの救出訓練=10日午前、石川県津幡町
 家屋内で土砂に埋没した車両からの救出訓練=10日午前、石川県津幡町

 石川県は10日、元日の能登半島地震と9月の豪雨災害を踏まえ、自衛隊や消防などと同県津幡町で防災訓練を実施した。線状降水帯による豪雨の中、震度6強の地震が発生、土砂崩れや集落の孤立が起きたと想定し、家屋内で土砂に埋没した車両からの救出やドローンを使った物資輸送などを新たに盛り込んだ。県の防災訓練は地震以降初めてで、101機関、約1万4千人が参加した。

 孤立集落が発生した想定の訓練では、「痛い」「歩けない」などと声を上げるけが人役に、駆け付けた看護師や救急隊が声かけするなどしてけがの状態を確認した。土砂に埋もれた家屋内の車両からの救出訓練では、救助隊が土をかき分けて屋根に穴を開けて入り、要救助者に見立てた人形を担架で搬出した。

 馳浩知事は「さまざまなことが起こり、これまでの枠を超えた対応をせざるを得なかった。訓練の成果を検証し、何かあったときには皆さんと協力して取り組みたい」と述べた。

 津幡町消防署の新木健副署長は「広域災害では各団体との縦と横での連携が必要だと改めて感じた」と話した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧