金沢・兼六園で「雪づり」始まる 枝に縄張り木々守る冬の風物詩
日本三名園の一つ、金沢市の兼六園で1日、湿った雪の重みから木を守るため枝に縄を張る「雪づり」の作業が始まった。作業は12月中旬まで続き、北陸の冬の風物詩として知られる木々を縄で円すい状に包んだ風景は来年3月中旬まで楽しめる。
作業は、園内随一の枝ぶりを誇る「唐崎松」から開始。庭師らが高さ約14メートルの柱に登り、縄を投げ下ろして枝に次々と結びつけた。
雪づりはマツやツツジなど園内の800カ所超で実施。重さ計約4トン、長さ計約120キロに上る縄を使い、庭師や造園業者ら延べ約500人が作業にあたる。
兼六園は元日の能登半島地震で石垣が崩れたり石灯籠が倒れたりする被害が出た。
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