再稼働、被災地から疑問や不安 女川原発の周辺で抗議活動も

共同通信 2024年10月29日 19:33
 東北電力女川原発(奥)の再稼働に抗議する人たち=29日午後、宮城県女川町
 東北電力女川原発(奥)の再稼働に抗議する人たち=29日午後、宮城県女川町

 「本当に安全なのか」。東日本大震災の被災地に立地する原発として初めて東北電力女川原発2号機(宮城県)が再稼働した29日、被災各地の住民から疑問や不安の声が上がった。原発周辺では再稼働への抗議活動も行われた。

 宮城県石巻市の今野浩行さんは女川原発から30キロ圏内に住む。東京電力福島第1原発事故を振り返り「福島の事故で安全神話は崩れたはずなのに」。一方、東松島市で被災した男性は「電気代が安くなるのであれば再稼働を受け入れざるを得ない」と話した。

 女川原発の入り口ゲート前では、住民ら約30人が「再稼働反対」「原発はいらない」と声を上げた。原発が見える近くの海岸でも集会を開いた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧