「浸水想定水位」電柱に印、住民の防災意識を高める 多良木町

熊本日日新聞 2024年10月22日 19:00
浸水が想定される5メートルの高さまで青いシートで巻かれた電柱=11日、多良木町
浸水が想定される5メートルの高さまで青いシートで巻かれた電柱=11日、多良木町

 多良木町は、千年に一度の大雨で球磨川や支流が氾濫したことを想定し、浸水する高さを一目で示そうと、町内3カ所の電柱を新たに青いシートで巻いた。住民の防災意識を高める狙い。

 町は2022年、町のハザードマップを基に、3~5メートル浸水する恐れのある九州電力所有の電柱28カ所に赤いラインと標識を設置。今回、リスクを可視化するために里の城大橋、東多良木駅、九州電力多良木変電所付近の3本をラッピングした。来年以降、本数を増やす予定。

 20年の熊本豪雨では、多良木町は約50軒が床下浸水した。町危機管理防災課の中神彰仁さん(25)は「町民の皆さんには浸水の危険性を共有してもらい、避難経路や場所の確認につなげてほしい」と話した。(井田真太郎)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
防災くまもと