「浸水想定水位」電柱に印、住民の防災意識を高める 多良木町
多良木町は、千年に一度の大雨で球磨川や支流が氾濫したことを想定し、浸水する高さを一目で示そうと、町内3カ所の電柱を新たに青いシートで巻いた。住民の防災意識を高める狙い。
町は2022年、町のハザードマップを基に、3~5メートル浸水する恐れのある九州電力所有の電柱28カ所に赤いラインと標識を設置。今回、リスクを可視化するために里の城大橋、東多良木駅、九州電力多良木変電所付近の3本をラッピングした。来年以降、本数を増やす予定。
20年の熊本豪雨では、多良木町は約50軒が床下浸水した。町危機管理防災課の中神彰仁さん(25)は「町民の皆さんには浸水の危険性を共有してもらい、避難経路や場所の確認につなげてほしい」と話した。(井田真太郎)
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