「くまもと花博」19日開幕 市内3エリアでイベント、花と緑の魅力発信 11月17日まで
熊本の花や自然の魅力を発信する「くまもと花博」が19日、熊本市で始まる。11月17日までの期間中、市内3エリアで多彩なイベントが開かれる。開幕1週間前の12日はボランティアが会場を彩る花鉢を作った。
市や観光、商工団体などでつくる実行委員会主催。2022年春に同市で開催された「全国都市緑化フェア(くまもと花博)」を引き継ぐイベントとして、23年に始まった。今年から設定するテーマは「自然環境と経済活動の調和」。
中央区の花畑広場や中心商店街一帯の「街なか」エリアでは11月、サンロード新市街に毎年恒例の「花のトンネル」が登場する。
南区の雁回[がんかい]山一帯の「まち山」では、雁回公園の整備で間伐した木や竹を使って遊歩道でアートを演出。週末の夜間はライトアップも実施する。
水前寺江津湖公園一帯の「水辺」では、県指定重要文化財「洋学校教師館」(ジェーンズ邸)一帯を花々で飾り、食事や音楽も楽しめる企画などがある。
12日は市民ボランティア「緑のマイスター」が、メイン会場の一つの辛島公園に設置する花鉢を市中央公民館(中央区草場町)で制作。講師の指導を受けながら、壁かけ用の鉢に一つ一つ丁寧に花を生けていた。(九重陽平)
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