熊本市職員の時差出勤で「ピーク時の交通量減」 市が分析 午前8時台で7%減少
熊本市は8日、熊本都市圏の渋滞解消を目指して取り組む市職員の時差出勤について、朝の通勤のピークと重なる午前8時台の主要渋滞箇所の交通量が減ったとの分析結果を公表した。
大西一史市長は定例記者会見で、「ピーク時の交通量の分散化が確認できた。時差出勤の取り組みに渋滞緩和の効果があったと考えている」と述べた。
市は8月、午前7時半~8時半を避ける時差出勤を試験的に実施。9月には県と合同で取り組み、県市合計で1日4千人の参加を目標に掲げた。
市は昨年9月6日と、今年9月4日の市役所北側交差点を通る車の交通量を比較。その結果、午前8~9時は2423台から2250台と約7%減った。午前7~8時と午前9~10時はいずれも約3%増えた。
9月の市の時差出勤は1日平均で2535人。対象者の3割近くが実施した計算になる。8月の時差出勤は1日平均3073人だった。
市は10月に時差出勤を本格導入。大西市長は「近隣自治体や民間企業にも協力をお願いし、時差出勤に取り組みやすい職場環境の整備を進める」と話した。(臼杵大介)
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