九州FG、肥後銀行も時差出勤 渋滞緩和へ9月から 県・熊本市の取り組みに連携
九州フィナンシャルグループ(FG)と傘下の肥後銀行は9月2日から、熊本市の九州FG本社や肥後銀本部に勤務する従業員計820人を対象として、時差出勤とテレワークに取り組む。熊本都市圏の交通渋滞の緩和が狙いで、熊本県と市の職員が9月に実施する時差出勤と連携する。9月末までを効果測定期間とし、10月以降も続ける。
両社が渋滞の緩和を目的に時差出勤に取り組むのは初めて。
通勤ピークの午前7時半~8時半の出勤者を、それぞれ約3割減らす目標を立てた。通常の業務開始は8時半だが、「7時半まで」と「8時半以降」の二つの出勤のパターンをつくり、各部署ごとに希望者を募る。テレワークも推進する。
対象は九州FG本社の全役職員80人と、肥後銀の本部と事務センターの全従業員740人。肥後銀は「取り組みの効果を見た上で、顧客対応に影響が出ない範囲で熊本市や合志市、菊陽町など熊本都市圏の営業店にも広げていきたい」としている。(山本文子)
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