合志市、職員の時差出勤を全員に拡大 働き方改革を進め、市全域の交通渋滞を緩和へ
合志市は、時差出勤できる職員の規程を改正し、対象を約360人の全職員に広げた。働き方改革を進め、市全域で深刻な交通渋滞の緩和にもつなげる。改正は1日付。
これまで、育児や介護、病気などを理由とした場合に認めていた。規程改正によって、早朝や夜の業務、渋滞回避を目的とした理由でも、時差出勤を認める。1日単位で所属長の許可が必要。改正後に数人が利用した。
出勤時間は午前7時から同10時半まで、退勤時間は午後3時45分から同7時15分までの6区分から選択。勤務時間は従来と変わらず8時間45分(昼休み1時間)。市総務課は、職員3割の時差出勤を努力目標に掲げ、「特に通勤によってストレスを抱えている職員の積極的な活用を進めたい」としている。
市によると、台湾積体電路製造(TSMC)と隣接し、多くの半導体関連企業が集まるセミコンテクノパーク(合志市、菊陽町)に立地する7社の約9100人が時差出勤している。(豊田宏美)
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