アシカの仲間オタリア「ミク」死ぬ 熊本市動植物園で最後の1頭 2003年に来園、愛らしい姿が人気

熊本日日新聞 2025年1月31日 16:25
餌の付いた氷柱に興味を示すオタリアのミク=2016年7月、熊本市東区(石本智)
餌の付いた氷柱に興味を示すオタリアのミク=2016年7月、熊本市東区(石本智)

 熊本市動植物園(東区)は31日、アシカの仲間オタリアのミク(雄26歳)が死んだと発表した。園によると、死因は調査中だが、オタリアの寿命は飼育下で約20年だという。一時は3頭いたオタリアの最後の1頭だった。

 ミクは7月ごろから、体力や食欲の低下がみられるようになった。獣医師やスタッフが治療を続けてきたが、30日朝、獣舎で死んでいるのを飼育員が見つけた。

オタリアのミク(熊本市動植物園提供)
オタリアのミク(熊本市動植物園提供)

 オタリアは南米沿岸に生息。ミクは2003年に長崎バイオパーク(長崎県西海市)から来園した。飼育員とコミュニケーションを取る愛らしい姿が来園者から人気だったという。先に亡くなった2頭は雌で、15年にアイ(年齢不明)、20年にマイ(23歳)がいなくなってからは、ミクだけだった。

 10日間ほど、オタリア舎前に献花台を設ける。(米本充宏)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本のニュース