熊本市動植物園、イヌワシなど4種の獣舎を新たに整備 解説パネルも設置

熊本日日新聞 2024年9月6日 17:42
熊本市動植物園内に新しく整備されたイヌワシの獣舎=6日、東区
熊本市動植物園内に新しく整備されたイヌワシの獣舎=6日、東区

 熊本市動植物園(同市東区)はイヌワシやムササビなど4種の獣舎を新たに整備し、一般公開を6日始めた。快適な環境で動物を飼育する考え「アニマルウェルフェア」を取り入れた。2029年の開園100年に向けた事業で、事業費は2億1428万円。

 イヌワシ舎は、高さを従来の倍となる6メートル、面積は約1・4倍の80平方メートルに拡大。繁殖を念頭に、巣作りができるよう擬岩で岩場を再現した。

新しい獣舎で飼育されているムササビ(中央)
新しい獣舎で飼育されているムササビ(中央)

 ムササビ舎は、木を多く置いて移動しやすくし、タンチョウとマナヅルを飼育するツル舎では、穴を掘って遊んだり、餌を探したりする習性を引き出すため植栽を増やした。

 園にはイヌワシとタンチョウのつがいがおり、ストレスを減らすことで、繁殖の可能性が高まることを期待する。

新しい獣舎で飼育されているタンチョウ
新しい獣舎で飼育されているタンチョウ

 また、獣舎には、動物園の役割や野生動物の現状などを詳しく解説したパネル7枚も設置。担当者は「動物の生態や野生動物の現状を楽しく学んでほしい」と話している。(米本充宏)

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