熊本・八代市長、TSMC第3工場誘致に意欲 「あらゆる可能性排除せず」
熊本県八代市の中村博生市長は26日の市議会一般質問で、熊本県が誘致を目指している台湾積体電路製造(TSMC)の第3工場について、「あらゆる可能性を排除せず誘致施策を展開したい」と表明した。
八代市への企業誘致を巡っては、木村敬知事が19日、市内陸部に約25ヘクタールの工業団地を整備し、2028年度の分譲開始を目指す考えを明らかにしたばかり。半導体など先端技術の製造・研究開発拠点を誘致する「くまもと版サイエンスパーク構想」の一部となる可能性も示唆した。
26日の市議会で中村市長は、第3工場の誘致場所には言及しなかった。ただ、県が整備する工業団地について「TSMC進出の経済効果を市や県南に波及させることは市長の責務。県と協力して整備を急ぐ」と強調。「市として第3工場や半導体関連産業、サイエンスパークの受け皿となるべく取り組む」と話した。
県内では、菊陽町も第1工場近くで新たな工業団地整備の調査を始めている。
八代市の野々口正治経済文化交流部長は「八代市は地下水が豊富で半導体生産企業の誘致は可能。第3工場を巡り自治体間の誘致競争が激化する中、後れを取らずに誘致していく」と話した。
中村市長は9日、台湾の中國信託商業銀行本社を訪問し、台湾企業の誘致や八代港の利用促進について協議。29日にはTSMC本社がある台湾・新竹市と友好交流協定を締結するなど、台湾の行政や経済界との関係構築を進めている。(河内正一郎)
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