「地域の憩いの場に」 元消防長の益田さん 地元でジム開設 天草市
天草広域連合消防本部の消防長も務めた天草市佐伊津町の益田徳仁さん(62)が、地元でトレーニングジムを開いた。共有スペースを広く取り、体力づくりに加え、地域住民の憩いの場としても活用してもらう計画だ。
特別救助隊長も経験し、熊本地震では西原村で生存者の救助に当たった益田さん。5年ほど前から退職後の生活を考える中で、長年、市内のジムに通っていた、いとこの益田計さん(69)からジム開設の話を持ちかけられた。
佐伊津町に約千平方メートルの土地を購入し、工務店を経営する計さんが床面積155平方メートルの平屋を建設。バーベルなどの器具は、計さんが通っていたジムなどから無償で提供してもらい、ジム名の「体心塾」も譲り受けた。
「いくつになっても鍛えて体が締まると気分もいい。適度な筋肉痛が癖になる」と計さん。徳仁さんは「近所の高齢者もちょっと寄って茶飲み話ができる場にしたい」と話す。佐伊津町の延命地蔵尊近く。会費制で24時間、年中無休。(福井一基)
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