生成AI活用、役場業務を効率化 小国町で導入準備セミナー、基礎学ぶ
小国町は、役場業務の効率化に向け、生成AIの導入準備を進めている。デジタル技術で課題解決を図るデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の一環。先月、町職員らを対象にした「活用セミナー」を初めて開き、基礎知識などを学んだ。
セミナーは8月19日、町民センターであり、町森林組合職員や肥後銀行小国支店の行員を含む約40人が参加。町と持続可能な社会づくりで協業する東京のソフトウエア開発会社アステリアのCXO(最高変革責任者)中山五輪男[いわお]さん(60)に使い方を聞いた。
参加者は「ふるさと納税を増やすために」や「職員採用試験の受験者増対策」など、担当業務の課題について、実際に生成AIを使って解決策を考えた。防災訓練の計画書を作った町総務課の永野貴大さん(32)は「一瞬でタイムスケジュールが出てきた。これを参考に町特有の項目などを加えれば、効率良く作成できそう」と、感想を述べた。
町は年度内に第2回セミナー(応用編)を開催する。4月に新設された総務課DX推進係の松本恵係長(43)は「運用ルールをつくり、どんな業務に使えるのかを精査して有効な活用策を探りたい」と話している。(花木弘)
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