血液で早期膵がん診断 京大グループ、手法開発

共同通信 2024年8月28日 07:14

 京都大などの研究グループは、血液に含まれる短いリボ核酸(RNA)の「マイクロRNA」を使い、人工知能(AI)の機械学習によって、極めて初期の「ステージ0」段階を含めた早期の膵がんを見つけられる手法を開発したと28日付の国際医学誌電子版に発表した。従来の膵がん検査よりも高精度に判別できるとしている。

 膵がんは初期に無症状のことが多いため発見が難しく、難治がんとして知られる。一方で早い段階で見つけられれば治療効果が上がることが見込まれており、今回の手法が早期発見につながることが期待される。

 グループは、膵がん患者212人とがんではない213人の計425人の血液から、約2500種類のマイクロRNAを網羅的に解析。検出量が多かった100種類のデータを機械学習させることにより、膵がん患者を識別できるモデルを開発した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧