カナダ、無煙たばこの販売制限 若者の乱用懸念
【ニューヨーク共同】カナダ政府は28日から、口に含んでニコチンを摂取するタイプの無煙たばこの販売を、薬局でのカウンター越しの対面に制限する。成人用の禁煙補助剤として昨年販売が許可されたが、喫煙経験のない若者が乱用しているとの懸念から対策が必要と判断した。
「嗅ぎたばこ」と呼ばれるこうした商品は日本でも販売されており、タバコの葉を包んだ袋を唇の裏に挟んで使用する。日本の厚生労働省は、若者が使用しても周囲から口に入れていることが分かりづらく、結果的に喫煙につながる可能性があると警告している。
カナダではコンビニやガソリンスタンドの店頭にも置かれていた。28日以降は薬局のカウンターでのみ購入可能となる。また政府は若者向けとされる風味付き商品をミントとメンソールに限定して他の商品の回収を命じ、若者をターゲットにした広告を禁止する。
カナダ保健省は「ニコチンは中毒性が高く、特に若者は悪影響を受けやすい。気分や注意力、学習能力をつかさどる脳の機能を害する恐れがある」と強調した。
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