全国の工芸の逸品が集結 熊本・鶴屋百貨店で「日本の技展」始まる 19日まで
![来場者に輪島塗の説明や被災状況を話す桂月堂の桂木治さん(左)=14日、熊本市中央区](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2024-08/IP240814TAN000023000_03.jpg?itok=HHNwG0rq)
全国の工芸職人が手がける逸品を集めた「日本の技展」が14日、熊本市中央区の鶴屋百貨店で始まった。能登半島地震の被災地を応援しようと、石川県の輪島塗などの工芸品を販売している。19日まで。
「暮らしを彩る技の極み」をテーマに55社が出店。うち39社が実演販売しており、職人の技を間近で見ることができる。
石川県輪島市からは、輪島塗の漆器を製造販売する「桂月堂」が5年ぶりに出店。代表の桂木治さん(49)によると店舗での営業は再開できておらず、各地の催事に出店して商品を販売しているという。桂木さんは「今もまだ復興の途中で時間が止まったまま。家と店を修復し、止まった時間を進めたい」と話した。
![大分県日田市の職人が作ったげたを選ぶ買い物客=14日、熊本市中央区](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2024-08/IP240814TAN000024000_02.jpg?itok=gFQZ6wu2)
売り場では、輪島塗のおわんや群青色のフリーカップ、金粉をふんだんに使ったびょうぶが買い物客の注目を集めていた。
このほか、青森県津軽地方の山ぶどうのつるを編み込んだバッグや、大分県日田市の職人が作ったげたなどを販売している。(岩崎皓太)
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