「子ども食堂」住民のよりどころに 南阿蘇村の飲食店 常連客とオープン準備
南阿蘇村河陰で飲食店「よりどころ千」を営む吉永千尋さん(43)と常連客が、住民の交流の場となる「子ども食堂」開設に向けて準備中だ。初回は31日に開く予定で、定期的な開催の構想も温めている。
常連客が「子ども食堂をしたい」と話題にしたことがきっかけ。吉永さんは子どもの悩みを聞くボランティアをしており、「話したり聞いてもらったりすると気持ちが楽になる。住民それぞれの顔が見えるコミュニティーにしたい」と場所を提供。食堂は吉永さんと常連客4人で運営する。
31日は午前11時~午後2時に同店で。常連客らがジャガイモと米を持ち寄り、カレーを50食分作る。吉永さんは「昔は地域に井戸端会議があって、悩みなどを吐き出せていた。子どもからお年寄りまでおなかがすいていなくても、ふらっと立ち寄ってほしい」と話している。18歳以下無料、19歳以上は1食300円。先着順。(中島忠道)
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