熊本県内も震度6弱の想定で「備えの再確認を」 熊本地方気象台、注意呼びかけ 気象庁が南海トラフ地震臨時情報
気象庁が8日発表した南海トラフ地震臨時情報を受け、熊本地方気象台は熊本県内でも最大で震度6弱の地震や4メートルの津波が想定されているとして、「避難経路の確認など備えの再確認をしてほしい」と注意を呼びかけた。
南海トラフ地震の想定震源域でマグニチュード9クラスの地震が起きた場合、宇城市、阿蘇市、高森町、山都町、多良木町、湯前町、水上村、あさぎり町の8市町村で震度6弱が予想される。最短で地震発生から約2時間後に、天草市で4メートル、苓北町で3メートルの津波が到達する恐れがある。
田中宏樹・南海トラフ地震防災官は記者会見で「地震が起きる前に」と備えの必要性を強調し、具体的には家具の固定、非常食の賞味期限やモバイルバッテリーの充電、避難場所と経路の再確認-などを挙げた。(丸山伸太郎)
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