熊本県民、実は勧められるまま…? ローンや保険 比較した人の割合は 国民のお金に関する知識向上へ、新組織も【まね得 金融リテラシーとは編】
今「金融リテラシー」という言葉が注目を集めています。お金に関する知識などを使いこなす能力のことです。8月には、国民のリテラシー向上を目指す新しい組織も本格稼働し始めました。リテラシーを高めておけば、株の大暴落のようなことが起きても慌てずに対処できます。リテラシーに関する調査では、都道府県ごとの特徴も浮かんでいます。果たして熊本県民の特徴とは?(太路秀紀)
金融リテラシーとは① お金の知識など使いこなす能力
皆さんは「金融リテラシー」という言葉を聞いたことがありますか? お金に関する知識や判断力、そして、それらを使いこなす能力のことです。1月に新NISAが始まったこともあり、今、金融リテラシーが注目を集めています。「まね得」も、読んでくれた方の金融リテラシー向上を目的の一つにしています。
日本人の金融リテラシーについては興味深い調査があります。その名もずばり「金融リテラシー調査」。日銀や民間の金融・経済団体などでつくる金融広報中央委員会という組織が、3年に1度実施しており、直近は2022年版になります。
調査では、18~79歳の3万人を対象に金融の知識や判断力、行動の特性や金融知識に対する自信などを調べています。それによると、50代、60代、70代と年齢層が上がっていくほど金融の知識や判断力を問う問題の正答率が高くなっています。また、学校などで「金融教育を受けた」人ほど正答率が高い傾向も見られました。
一方、学校や職場で金融教育を受けた人は7%。家庭では18%。72%の人が「学校で金融教育を行うべき」と答えました。
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