SNS型詐欺、被害者の半分超は50代と60代 傾向と対策は? 「必ずもうかる」には気をつけて【まね得 SNS型詐欺に注意編】
SNS(交流サイト)を悪用した詐欺が横行しています。特に目立つのが、ウソの投資話をもちかけてお金を振り込ませ、だまし取る形です。詐欺グループはあの手この手でだまそうとします。被害者の年齢層は? どんなやり取りでだまされる? 傾向を知ることが大切な財産を守ることにつながります。政府が打ち出した対策なども知っておきましょう。(太路秀紀)
SNS型詐欺に注意① 昨年後半から投資詐欺急増
先月、大阪府警が、投資と偽り交流サイト(SNS)を通じてお金をだまし取る詐欺グループの拠点を摘発しました。男女90人超を逮捕。2000台近いスマートフォンやパソコン、詐欺マニュアルなどを押収しています。
SNSを使った投資詐欺は2023年の後半から急増しました。ジャーナリストの池上彰さんら著名人の画像が詐欺広告に使われてニュースになりましたね。SNS型詐欺では1件の被害額が1000万円超など高額になる場合が多いそうです。
ある50代女性はSNSで投資関係の広告を見つけてアクセスしたところ、著名人になりすましたアカウントに誘導されました。「投資グループの先生の言う通りにすれば必ずもうかる」と言われてチャットグループに加入。そこには〝サクラ〟が多数おり、グループが利用するサイト画面では利益が出ているように見せていました。やりとりを重ねるうちに女性は偽の投資話を信じ、指定された口座に計1億円以上を振り込んでしまいます。
こうした詐欺ではいったん少額の利益が振り込まれて信用させたりもします。被害に遭わないように犯罪の傾向を知りましょう。
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