預貯金は基本の金融商品 安全性高め、収益性は低め 普通、定期、貯蓄… 生活費の何カ月分ぐらい確保すれば?【まね得 基本の預貯金編】

熊本日日新聞 2024年9月6日 05:00

 預金や貯金ってお金を「預ける」という感覚ですよね。でも、預貯金も立派な金融商品。銀行などの金融機関にお金を「貸して」、利息を得ます。ところで預金と貯金の違いって知ってますか? 最低限、一体いくらぐらい預貯金を持っておけば良いのでしょう。身近なのに意外に知らない預貯金について学びましょう。(太路秀紀)

基本の預貯金① お金を「貸して」利息得る

預貯金は基本の金融商品 安全性高め、収益性は低め 普通、定期、貯蓄… 生活費の何カ月分ぐらい確保すれば?【まね得 基本の預貯金編】

 金融リテラシーやSNS型詐欺について学んだところで、今回からは、いろいろな金融商品に関する基本的な知識を押さえていきましょう。

 なぜ、いろいろな金融商品について知っておくべきなのか? 「ポートフォリオ」という言葉を覚えていますか。金融商品(資産)の組み合わせのことでしたね。一つの金融商品だけに投資しておくと暴落した時のダメージが大きいです。投資する際には複数を組み合わせることが大切になります。分散投資です。そのためにも特徴の違う金融商品について知っておくべきだと思います。

 金融商品には「貯蓄型」と「投資型」があります。鍵は元本保証。貯蓄型は投資型よりも損をするリスクが低い商品で、預貯金が代表です。

 預貯金とは預金と貯金のこと。お金の預け先が違います。一般の銀行や信用金庫、信用組合などに預けるのが預金。ゆうちょ銀行(郵便局)やJAバンク(農協)などに預けるのが貯金です。

 みなさんは金融機関にお金を「預けて」いる感覚だと思います。でも実は、みなさんは金融機関にお金を「貸して」いるんです。だから預貯金ではその分の利息がもらえます。

残り 1912字(全文 2561字)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本のニュース