給食に県産加工品を 県と県教委、学校給食会が協定
熊本県教育委員会と公益財団法人県学校給食会(熊本市南区)、県農林水産部は7日、県産食材を活用した加工品を開発し、給食に取り入れる連携協定を結んだ。子どもたちに地産地消の大切さや地元の食材の魅力を知ってもらう狙い。
学校給食会は、県産品を活用したパウンドケーキやギョーザを開発し、県内の学校に提供している。協定では、県が県産品の出荷時期や出荷量、生産者などの情報を提供し、学校給食会が中心となって新たな加工品の開発に取り組む。学校給食会と県教委は、学校で食材の生産地域などを学ぶ食育にも力を入れる。
県庁であった締結式で、学校給食会の浦川健一郎理事長が「児童生徒が県産品に興味関心を持ち、食の理解を深める取り組みを進めたい」と抱負を述べた。白石伸一教育長は「食材や生産者を紹介する動画づくりなどを通し、子どもたちが県産食材のおいしさを知る機会を増やしていきたい」と話した。(後藤幸樹)
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