「早く戦争がなくなってほしい」 原爆慰霊碑の前に祈りの列

共同通信 2024年8月6日 10:42

 今年も夜明け前から、慰霊碑の前に祈りをささげる人々の列が続いた。車いすで訪れた高齢者や幼い子を連れた若い夫婦、外国人観光客。原爆投下から79年となった6日、広島市中区の平和記念公園では多くの人が静かに手を合わせた。「早く戦争がなくなってほしい」。今も続く世界の戦場へ平和が届くことを願う人もいた。

 広島市西区の中原里枝さん(80)は1歳の時に被爆。3歳で母親を原爆症で亡くした。「(戦後に)父は被爆のことを一切話さなかった。当時は差別もあり、つらかっただろう」と振り返る。自身も高齢となり「いつまで来られるか分からないが、見守ってくださいと祈った」と話した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「社会」記事一覧