戦後の惨状…今も「助けられなかった後悔」 夫が残した水俣病「乙女塚」守る砂田さん【くまもと戦後79年】

熊本日日新聞 2024年8月12日 22:30
水俣病を題材に一人芝居をする夫の明さんを描いた絵の前で、戦争の記憶を振り返る砂田エミ子さん=水俣市

 水俣市袋の高台で暮らす砂田エミ子さん(97)は、水俣病の犠牲となった全ての命を弔うために自宅近くに建立された「乙女塚」を守りながら生きてきた。太平洋戦争のさなかに埼玉県の工場寮で空襲におびえて過ごした日々。焼け野原になった戦後の東京の駅で...

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