〝紙の爆弾〟戦意に影 米軍宣伝ビラ「日本は負くる」 天草市で拾った2人が証言【くまもと戦後79年】

熊本日日新聞 2024年7月20日 22:30
太平洋戦争末期、〝紙の爆弾〟伝単を拾った井上善徳さん(左)と中野武さん。戦時のプロパガンダが人々に与えた影響について証言した=17日、天草市

 〈身動きのならぬ日本は、死の爆撃を黙って浴びねばならない〉。太平洋戦争末期、日本国民や兵士の戦意喪失のため、米軍が「伝単[でんたん]」と呼ばれるビラを空からまいた。少年時代、〝紙の爆弾〟と言われた伝単を拾った人が天草市にいる。「日本は負け...

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