固形がん初の改変細胞治療 滑膜肉腫対象、米で承認
【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)は2日、希少がんの滑膜肉腫に対する英アダプティミューン・セラピューティクスの治療用免疫細胞「テセルラ」を承認したと発表した。免疫細胞の一種、T細胞を遺伝子改変してがん細胞への攻撃力を高め、体内に戻す。既存製品は血液がんが対象で、それ以外の臓器にできる固形がん治療での実用化は初という。
滑膜肉腫は手足の関節付近などにでき、30代以下の男性に多い。既に抗がん剤治療を終え、手術不能か転移した成人患者を対象とした。患者の血液からT細胞を採取し、がん細胞特有のタンパク質を目印に攻撃するよう改変した上で1回点滴する。価格は約1億600万円。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「医療」記事一覧-
WHO、中国にデータ共有要請 コロナ起源巡り
共同通信 -
中国、コロナ初確認から5年 不満募る武漢、米中対立再燃も
共同通信 -
高齢化社会対応、日本は15位 1位スイス、国際チームが採点
共同通信 -
東海地方の50社が膵臓がん啓発 名古屋大発のバイオベンチャーと
共同通信 -
ALS治療薬トフェルセン承認 国内初の近視進行抑制薬も
共同通信 -
手洗い、マスク、換気が重要 年末年始の感染対策
共同通信 -
認知症への偏見を点数化、長寿研 質問26項目を5段階で算出
共同通信 -
インフル猛威「警報」水準超え 全都道府県で報告増加、厚労省
共同通信 -
介護職員の高齢者虐待最多 23年度、初の千件超え
共同通信 -
手術ミスで執刀医を在宅起訴 業務上過失傷害罪、赤穂市民病院
共同通信