固形がん初の改変細胞治療 滑膜肉腫対象、米で承認

共同通信 2024年8月3日 08:39

 【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)は2日、希少がんの滑膜肉腫に対する英アダプティミューン・セラピューティクスの治療用免疫細胞「テセルラ」を承認したと発表した。免疫細胞の一種、T細胞を遺伝子改変してがん細胞への攻撃力を高め、体内に戻す。既存製品は血液がんが対象で、それ以外の臓器にできる固形がん治療での実用化は初という。

 滑膜肉腫は手足の関節付近などにでき、30代以下の男性に多い。既に抗がん剤治療を終え、手術不能か転移した成人患者を対象とした。患者の血液からT細胞を採取し、がん細胞特有のタンパク質を目印に攻撃するよう改変した上で1回点滴する。価格は約1億600万円。

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